こんにちは。映画虫えぬです。
最近見た自分自身も笑って、映画を見ていた周りのお客さんも笑っていた
青春コメディ映画(?)をご紹介します。
「紅だああああああーーーー!」
合唱コンクールの帰り、土砂降りの雨おまけに雷も鳴っている。
準優勝のトロフィーを忘れたぼんやりした副顧問の代わりに取りに行ったのは
部長であるこの物語の主人公・岡聡実
雷鳴が轟くロビーで一人の男に声を掛けられる。
「カラオケ行こ。」
「……え。」
そりゃそうだ、雨で透けたシャツからは背中一面の刺青
そんなスーツの男にいきなりカラオケ行こなんて声をかけられたら
誰でも彼のような反応をするだろう。これを書いている私もそうである。
戸惑う聡実に狂児は歌のレッスンをしてほしいと依頼。
組長が主催するカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける恐怖の罰ゲームを免れるため
どうしても歌がうまくならなければならないのだという。
狂児の勝負曲は、X JAPANの「紅」。
嫌々ながらも歌唱指導を引き受ける羽目になった聡実は、カラオケを通じて少しずつ狂児と親しくなっていくが……。
成田狂児とその上司たちの歌の先生になる岡聡実。
オレンジジュースにストローを差してくれる優しい上司の手の甲には化け猫……。
どうしても歌がうまくなりたいヤクザと変声期を迎えた合唱部の中学生
どう考えても接点のない二人は出会いからどうなっていくのか。
笑って泣けて、そして少し苦い。
そんなまったく関わりのなさそうな二人の青春物語。
かく言う原作ファンの私も大満足のこの作品。
原作は続いているので映画も続編がこの先あることを
切に願っています。
綾野剛が狂児を演じ、聡実役にはオーディションで選ばれた新星・齋藤潤を抜てき。
「リンダ リンダ リンダ」の山下敦弘監督がメガホンをとり
テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の野木亜紀子が脚本を手がける。
原作:和山やま 監督:山下敦弘(告白 リンダリンダリンダ)
脚本:野木亜紀子(アンナチュラル MIU404)
キャスト:齋藤潤 綾野剛
芳根京子 橋本じゅん やべきょうすけ チャンス大城 REDRICE
坂井真紀 宮崎吐夢 ヒコロヒー 加藤雅也 北村一輝
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